
以前、番外編として記したお店だ。なかなか足を運べないうちに相応の月日が経ったが、店構えや店内の雰囲気は何も変わっていなかった。それはそうだろう。長年営まれてきたお店が1年ちょっとで大きく変わることはない。たまたまその時期にぶつからない限り。
今回は一番上等な鰻重を味わった。その、うな重「梅」は3500円。

一度食べているから味の見当がつく。関東式に蒸しが入った蒲焼は柔らかだ。重箱いっぱいに広がる鰻がご飯を覆う様を目の当たりにした。臭みは勿論ない。ただ一言添えるなら、ある程度の鰻屋さんなら何処だって柔らかくて臭みのない鰻を出すはず。そもそも、コンビニやホカ弁の鰻重と比べての感想だと、私個人は考えるので、それはお店の評価には値しないとする。
理屈はさて置き――。

重箱の写真右下は箸をつけた後。それと、山椒をかけた後なので左側の鰻の色合いが少々オカシクなってしまった。残念だ……。 感想めいたことを記すと、タレが濃すぎないので、鰻とご飯の味わいをストレートに感じられた。これは秀逸!

実はこの日、ちょうど台風上陸かという天候だった。正午少し前だったが、私の他に客はない。その分、落ち着いて食べられた。なにしろ店内は広くないのだ。そして、その広くないお店は夜、一杯飲み屋さんになる。未経験だがいつか訪ねたい。ちなみに夜は、鰻重の「松」はない。























